ガーデンデザイン 2018.10.15

奥湯河原 嵯峨野庭のデザイン

奥湯河原 清流沿い別荘の庭園デザイン
京都 嵯峨野的 竹林の庭
 
湯河原のオールドタウンから清流に沿って箱根に向かう山道の途中、通りの脇に雰囲気のある宿群が現れる。「奥湯河原」老舗旅館や洗練された高級旅館が周囲の空気を上質なものに引き締めている。その街の入り口に位置する場所にこの別荘はある。数年前に当社仲介で土地を購入いただき、建物のコーディネートとガーデンのデザインを行ったユニット。門塀に溶岩石を利用し、竹林と園路の隔てには黒竹の穂を編みこんだ垣根を作った。色合いの美しい南部砂利を敷き込んだ園路の途中に竹林とクマザサの絨毯からなる中州を作り母屋を視界から外すデザインを行った。今回は母屋の脇にゲスト用の離れが作られたことから、母屋と離れの間の庭園デザインを行うことになった。



宿の関係者が行きかう通り


前回デザインした既存の庭園


竹垣と中州の竹林

 

 

 



ガーデンデザイン
尾瀬の渡り橋と気の流れ
 
今回デザインする庭は母屋と離れの間という限られた場所。主庭との連続性と建物同士の渡りをうまく両立させることに重点を置いた。結果、門から続く南部砂利の園路を清流に見立て、母屋と離れの間を流れ、敷地の脇を実際に流れる河川に流れ込むという設定とした。建物と建物の間をつなぐ手法としては、前述した清流の上を尾瀬や上高地で見られる沢や湿原を渡る小橋をイメージしてデザインした。作庭をするにあたっては必ずストーリーを設定するようにしている。また、人工的な庭よりも自然樹形や地形が最も美しいという考えから、なるべく無理のない流れるようなレイアウトを心がけている。