トラベル 2017.05.26

春・菜の花と東海道線

 

湯河原駅の裏手は「城山」と呼ばれ、かつてこの土地を治めていた豪族土肥家の菩提寺である城願寺を中心とした閑静なエリアとなっている。駅から城山へのハイキングコースはおよそ1時間半で海抜563mの山頂にたどり着く。途中ピクニック広場もあり、相模湾・真鶴半島を望む山頂からの眺めが素晴らしいコースである。土肥家の城跡があったことを示す石碑が立っていて、千年の時空を遡って土肥郷に思いを馳せるのも良いだろう。

麓の城願寺には樹齢900年ともいわれるビャクシンが湯河原の歴史を見守り続けている。湯河原の3大パワースポットのひとつとして訪れる人が後を絶たない。

城願寺から山の麓を北東へ進むと鍛冶屋・幕山方面に抜ける景色の良い道路がある。みかん畑の多い高台から湯河原の町を見渡せ、真鶴半島や相模湾に浮かぶ初島はもちろん、天気が良ければ伊豆大島、神津島、新島まで眺めることができる。春は段々畑に咲く菜の花が揺れ、秋にはみかんの薫りが漂うウォーキングコースである。JR東海道線のカーブも綺麗に見えるため、電車好きにはたまらない「撮り鉄」スポットも多い。トンネルを抜けて走る「伊豆の踊子」や「伊豆クレイル」といった伊豆半島へ向かう特急列車が旅情を誘う。

湯河原駅の裏手の道から見たホーム。

眼下に広がる湯河原の街並みとその先の相模湾。

段々になったみかん畑はこの時期、菜の花が咲き誇る。

湯河原と真鶴の間にあるトンネルに吸い込まれていく東海道線のカーブ。

東に眼を向けると真鶴半島が見える。

真鶴半島の先端に浮かぶ三ツ石がくっきりと見てとれる。