カーライフ 2017.10.02

石畳とイタリア車

坂の下には輝く海、石畳と日本瓦があしらわれた土塀。昔から変わらぬ風景。

 

情緒あふれる海光町の石畳エリア

 

熱海駅から海に向かって歩くこと10分。国道135号線に出て伊豆山方面へ向かい、「海光町」のバス停付近から海側へ下りていくと、その名の通り海の輝きが家々の間から感じられるエリアに入り、今では珍しい石畳の街並みが現れる。周囲は歴史を感じさせる苔に覆われた石垣や長い塀が印象的なお屋敷街となっている。まるで昭和初期にタイムスリップしたかのような――ここは海光町・石畳エリア。大正から昭和初期に名士たちがこぞって別荘を建てたのも頷ける風光明媚な温泉の街。野村證券創始者の別邸・野村塵外荘、岡山の彫刻家・平櫛田中の旧宅、惜檪荘(岩波書店創始者別邸)、水光荘(山本五十六氏別邸)などが立ち並び、この地に別荘を持つことは一つのステータスと感じられる。戦後熱海ホテルに留まっていたGHQが花崗岩を敷いたという石畳は風情があり訪れる人を惹きつけてやまない。

 

情緒たっぷりの石畳の街並みを見学に来る人もいる。

この石畳の町に似合うレトロなイタリア車「パンダ」で向かう。

戦後すぐにGHQが作ったという歴史を感じる石畳に乗り入れるため、足回りがしっかりとした車高が極端に低くない車がオススメ。

風情ある洋館とパンダは相性が良く、まるでヨーロッパに来たような気分。

とあるお宅の2階から撮影した熱海港。

輝く海の見えるレトロな街並みにイタリアの名車。坂の多い別荘街でもすいすい走れ、サーフボードやロードレーサーを積んでも似合う車が欲しくなる。

温泉櫓の向こうに相模湾に浮かぶ初島が見える。