熱海の名所 2018.02.23

伊豆・相模・駿河 三国の要社「伊豆山神社」

熱海と湯河原の中間地点に位置する伊豆山エリア。歌枕にもなった伊豆の御山は伊豆・相模・駿河の三国にまたがる広大な神域の要となっており、楠の森の入口に佇む伊豆山神社は古くから広く信仰を集めている。源頼朝が源氏の再興を祈願したことでも知られ、鎌倉時代以降も後北条氏、徳川将軍家なども伊豆山神社を崇敬し、武家の誓いには誓詞証明の社として必ずその名が刻まれた。伊豆山の麓の海岸には1300年も前に発見された日本三大古泉のひとつである「走り湯」があり、珍しい横穴式の洞窟から「走るように」湧き出る温泉は幻想的でもあり、歴史ある温泉地を形作った源として貴重なスポットとなっている。

海まで続く参道

荘厳な森の中の社



伊豆山神社の境内は、走り湯のある海岸線からまっすぐ800段以上もの参道があるが、国道135号線の伊豆山交差点から県道102号線に入り、バス通りを本殿の鳥居付近まで車やバスで上るのが一般的。海抜約170mの場所にある本殿は、相模湾や伊豆の山々を見渡す眺望も素晴らしい。長い年月、神社を守り続ける楠の森はマイナスイオンに溢れ、さらに1時間ほど山道を登って本宮に参拝するのもちょっとしたハイキングコース。
伊豆の国に流された源頼朝が北条政子と一緒に座ったといわれる腰かけ石、紅白の龍が並ぶ手水舎など縁結びの神として夫婦やカップルの参拝も多い伊豆山神社。国道沿いの「逢初橋」とともに頼朝ゆかりの地を巡ってみるのも面白い。

参道の階段を上りきると枝垂桜の奥に本殿が見える

荘厳な森の中の社

伊豆山神社本殿