真鶴半島の多目的ユニット
港で航海を待つ船のように
神奈川県の自然保護区に指定された真鶴半島。半島内を覆う巨木の森はこのエリアの宝だ。半島の大半は岩盤で形成され、青い海に浮かぶ岩が波に削られて不思議な形を作りだした三ツ石などジオパークが点在する。真鶴港には毎朝新鮮な海の恵みが揚がり、畑からは太陽の光をいっぱいに浴びた野菜や果物が採れる。「自然との共生」はこの町の誇り。その自然保護区の少し手前。真鶴駅から半島に向かう山廻りの道の途中、眼下に海を感じる丘の上は名の知れたレストランやアトリエなどが立ち並ぶ。東側に真鶴港を見下ろし、南側にも福浦港を出港した船が漁を営む海、遠くに伊豆半島の山々が見える立地の良さ。そんなエリアに今回ご紹介する「THE BEAKHEAD」は佇んでいる。
♪ Select Music
Bill Evans – Waltz For Debby (04:29)

天候によっては三浦半島や房総半島まで望む
海を眺めるトライアングル
「THE BEAKHEAD」の歴史は浅く2017年にレストランとして新築されたばかり。県道である真鶴半島の周遊道路に面してフラットな7台分のパーキングを備え、芝生のガーデンを眺めながら階段を数段下るとコンクリートで造られたユニットの全貌が現れる。上から見るとほぼ正三角形の建物のインサイドは白い壁の伸びやかな空間が広がっている。海側に向かって天井が高くなり、視界いっぱいに空と海が広がるデザイン。三角屋根に合わせて大きく開かれたガラスの向こう側には、船の舳先を思い起こさせる突き出したテラスが配されている。ウッドデッキからは、右に美しく生えそろった芝生のガーデン、左に風になびく竹林、その先には青く輝く海が眺められる。元からある木々と傾斜地をうまく利用しつつ、ユニークな形のユニットを造り上げ、訪れる人にここにしかない思い出をプレゼントしてくれる。

海側の開口部は全面がガラス張り。明るく開放的な空間から青い空と海を眺める。

立面図
充実した設備と環境
現オーナーが海に囲まれた一軒家のレストランとして建てたユニットはデザイン性が高いだけでなく、充実した設備がコンパクトで使いやすく配置されている。キッチンには動線を意識して置かれた真新しい調理機器の数々、バックスペースの地下にも大容量のストレージが設けられている。店内には薪ストーブが用意されゲストに温かな寛ぎの時間を提供する。船の甲板のようなテラスと美しく手入れされた芝生のガーデンには、深い緑色のパラソルが風に揺れるテラス席が設けられている。ガーデンには愛犬を遊ばせるスペースもあり、心地よい木漏れ日の下で家族や親しい友人との会話も弾むだろう。ジューンベリー、ブルーベリー、シマトネリコ、河津桜や柑橘類など多種多様な木々が植えられ自生する竹林とともに四季折々の自然の恵みを感じさせてくれる。

海をバックに河津桜が咲く2月が楽しみ

配置図

ガーデン席から見上げたユニット
さまざまな可能性を秘めたユニット
真新しいユニットは色々な可能性を秘めている「THE BEAKHEAD」。思い切って手を入れることで居住空間として生まれ変わることも可能だろう。通りからの視線が気にならない立地、海側に大きな開口部を持つ造りで、海の眺望が自慢のユニークな別荘または定住用の住居として利用できそう。また車好きの人には広い庭を利用して愛車を並べるのも良い。明るく伸びやかな空間を利用してアトリエなどモノづくりの拠点とするのも面白いだろう。
真鶴駅から約1.4㎞、大道商店街や真鶴港も徒歩圏という立地の良さから、ショップやオフィス使用など可能性は広がる。

風に揺れる竹林に手が届きそうなテラス席
物件情報
物件名 | THE BEAKHEAD |
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価格 | 成約済 |
所在地 | 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴 |
交通 | JR東海道線「真鶴駅」徒歩約17分(約1.3㎞) |
土地面積 | 723.01㎡(約218.71坪) |
建物面積 | 99.68㎡(約30.15坪) |
建物構造 | 鉄筋コンクリート・鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき平屋建 |
築年月 | 平成29年6月 |
地目 | 山林 |
用途地域 | 無指定 |
建ペイ率・容積率 | 60%・200% |
その他の法令制限 | 神奈川県建築基準条例第3条(がけ条例)・都市計画法第29条(開発許可) |
備考 | 日当たり良好 |
取引態様 | 媒介 |
物件番号 | MK0190 |
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